私たちはこの社会を生きています。
この社会をどのように生きていくか、そこに生きづらさの原因が生まれてしまうのではないでしょうか。
私自身も社会の中で何をしていけばいいのか、生きていくために自分にできることは何なのか問い続けてきました。
「私に与えられた役割を果たさなければならない」と思ってきました。時には、学びたくなくても学ばなければならない。思いもよらない仕事でもしなければならない。時には、自分の役割に押しつぶされそうになってしまうこともある。
それでも頑張って乗り越えていくしかないと。そうやって自分を鼓舞しているのは私だけではないと思います。
義務感の重圧|「義務感で生きる 疲れた」と自分の歩みを見失う理由
小学校、中学、高校、専門学校や大学なども一つの社会と言えるでしょう。私たちは、そうした環境の中で成長しながら学び、やがて社会の一員となる準備を進めます。
最近の「将来の夢ランキング」を見ますと、私が子供の頃と比べると、なりたい職業は様変わりし、また、多様化していると感じます。また、転職する人は増加傾向にあり、人生の選択肢は広がっているのかもしれません。
私自身は、保育園、近くの公立小学校から公立の中学、高校ヘ進みました。そのすべてが市内にあり、ただ近くて楽に通えるからというような適当な選び方をしていました。
自らの将来に何の意味も感じられないまま、ただ日々を過ごしていたのです。他の記事でも書いている通り、専門学校へ進んだのも自らの希望だったとは言えません。
しかし、そこで教員という仕事が見つかり、ようやく生きる意味を感じ、これこそが私の役割のように思えました。
しかし毎年、新しく入学してくる学生さんに対して、「私はこれからも教育者としての役割を果たし続けていけるのか」と自信をなくし、父の事業を継承します。経営者という立場に立ち、自分の発想で事業を拡大していけたら、それは大きな夢だと思えました。
しかし現実は、日々の仕事をこなしていくことに追われ、次第に自分が長男としての役割を果たすためだけに。義務だけで生きているように感じてしまうのでした。
では、自分の役割とは何だったのか。何のために生きているのか。再びわからなくなりました。
経験の統合|教員や事業承継の遠回りが「無駄ではなかった」という気づき
その後、自分探しを続け、様々な出会いや学びがあり、本来の自分へ還っていったとき、私の考えは間違っていたと気づきました。
子供の頃から生きることの意味を問い続けたからこそ教員という仕事を選択し、そこでは多くの学生にわかりやすい授業を行う難しさを体験させてもらいました。また、悩みを抱える若者たちと触れ合う機会となりました。
父の事業を継ぎ、営業の仕事をしたことで、教員と学生の関係とは違う、接客を学びました。
また、従業員との関係性、さらに事業を維持していく大変さも学びました。
今なら良くわかります。役割を果たすための経験は決して無駄ではなかったと。
過去はつながっていた
振り返ってみればすべてがつながっていました。死を思い、生を問い、その意味は社会を生きる一員として責任を果たすことだと思って駆け抜けた教員生活も、父の跡継ぎとしての重責も、また「なぜ自分はこんなに苦しいのだろう」と疑問を感じたことのすべてにも、確かな意味はありました。
役割を果たすためにしなければならなかった努力のすべてが今の私になるために必要な学びだったのだとわかります。教員だけを続けていたら私は気づかないままだったでしょう。父の後を継いでわかったことも多くあります。
過去の全肯定|選択に間違いや正解がわからなくてもすべてが私の人生
私はこれまでの人生、常に正しい選択をしてきただろうか。時には間違った選択もしたでしょう。
結局はやめてしまった教員という仕事を選んだことは間違いだったのか、親の事業を継承したのは間違いだったのか。人生の選択の正解など誰にもわかりません。
ただ一つ言えるのは、「すべてが私の人生だ」ということです。
時には遠回りになる選択をしてきたでしょう。時には間違った選択をしてしまったでしょう。しかし、それらは捉え方によっては、全く違った意味を持っているのです。
人生は時に役割のために生きなければならない。しかし、役割を果たす中で感じることがあり、見えてくるものがあります。そのすべてが学びとなり、今があります。そのすべてが今を生きる私に教えてくれたことがあります。その上に私は生きていて、これからも生きていきます。
すべての意味が明らかになるのはまだ先かもしれません。今、言えることは生まれてから
今日までのすべてがつながっていたということ。
・幼少の頃の私
・学生の頃の私
・教員の頃の私
・父の後を継いだ私
・今この活動をしている私
一見どんなつながりがあるのかわからない別々のものに見えるすべての中に実はとても大きなつながりがありました。それが今の私へと導いてくれました。
バラバラに見える「点と点」は必ずつながり、今の自分に生かされる
誰の人生にも私と同じように何かしらのつながりがあるのではないでしょうか。振り返って見たとき、点と点のよう見えるものが、実はつながった線であり、今の自分の中に生かされているのではないでしょうか。
そんなことを振り返って見るのも
HANEのセッションの在り方だと思っています。
この記事を読んで、「もっと知ってみたい」と思われた方へ
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