私たちの日常は、「選択」によってできているといっても良いのではないでしょうか。
常に選択に迫られ、その度に
「何を選べば良いのかわからない」
「何を選んでも後悔してしまう」
「自分の選択に自信が持てない」
と感じている人は少なくないでしょう。
何を選べば良いのかどうすることが正しいのか本当はどうしたいのか――。私自身も同じように迷い、悩むことは多くあります。
毎日が同じ繰り返しのようであっても、朝起きてから家を出るまでの間だけでも、私たちは本当に多くの選択をしています。
休みの日で誰とも接しない日であっても、私たちは絶えず何かを選びながら生きています。
学校や職場、人との関わり。自分に役割があるのなら、なおさら多くの選択を迫られるでしょう。
今回は、「人はなぜ選択するのか」「選択に迷う心の背景には何があるのか」について、少し深く考えてみたいと思います。
なぜ苦しい?毎日の選択に迷う・決められない時に起きていること
なぜ人は、これほどまでに選択を繰り返すのでしょう。それは、「何も起こらない日」など一日もないからです。
朝、目が覚めるのは目覚ましが鳴ったからかもしれません。トイレに行きたくなったからかもしれません。実はその瞬間にも、私たちは選択しています。
「もう少し寝ていたい」
「でも遅刻してしまう」
「早く起きなければ」
朝食を食べる人なら、
・何を食べるか
・急いで食べるか、ゆっくり食べるか
・テレビを見るか、スマホを見るか
そんな自覚さえしないほど小さなことも含め、私たちは常に何かを選んでいます。
人は常に何かに反応している|無意識に判断している選択の基準
私たちは、何をするにも、何に対しても「反応」しています。自分を守るための「防衛反応」もその一つでしょう。
生まれて間もない赤ちゃんにも、「原始反応」と呼ばれる反応があります。
・ミルクを飲む
・危険から身を守る
・身体を動かす
それらは、生きるために備わった反応です。やがて心や体が成長すると、その本能的な反応に
「意識」が加わり、さらに「思考」が加わっていきます。
・安全か危険か
・得か損か
・楽か苦か
・成長につながるか、衰退につながるか
人は無意識のうちに、それらを判断しながら選択しています。
選択の複雑さと価値観の違い|同じ出来事でも人によって反応が異なる理由
幼い頃は単純だった反応も、成長するにつれて複雑になっていきます。そこには、「価値観」が深く関わってくるからです。
・より良いものを選びたい
・絶対に失敗したくない
・周りに認められたい
・傷つきたくない、後悔したくない
そうした思いが積み重なることで、一つの選択はより複雑になっていきます。
「朝起きる」という行動一つをとっても人それぞれに理由があります。
・仕事へ行かなければならない
・誰かに迷惑をかけたくない
・頑張らなければならない
逆に、
・今日は休みたい
・動けない
・少し疲れている
そこにもまた、それぞれの理由があります。
価値観とは、多くの体験や経験、傷ついた記憶などの積み重ねによって作られていくものなのだと思います。だからこそ、同じ出来事でも、人によって反応は違います。私が見過ごしてしまう些細なことに、強く反応する人がいます。
「もっとこうするべきではないか」
「なぜそんなことをするのか」
と思う人もいるでしょう。
逆に、他の人が気にしないことに、私自身が強く反応して苦しくなってしまうこともあります。なぜそうなるのか。なぜこんなに気になるのか。
同じ環境で、同じ一日を過ごしたとしても、人によって反応するポイントはまったく違い、
結果として選ぶ行動も違ってきます。
自分の選択に自信がない根本原因|過去の経験や人間関係の複雑な積み重ね
人の話に対する反応も、人それぞれです。同じ言葉を聞いても、
・傷つく人
・気にしない人
・怒りを感じる人
・不安になる人
がいます。「なぜこんなことを言われなければならないのだろう」そう感じれば、
・距離を取ろう
・関わるのをやめよう
・この人は苦手だから一線を引こう
という選択につながります。私たちの「感情」もまた、行動の選択に大きく関わっているのです。
選択に迷うのは弱さではない!それだけ人生に真剣に向き合っている証拠
私たちが行う選択。その根底にあるのは、生きるための反応なのかもしれません。
人は、生まれながらにして反応の仕方に個人差があります。さらにそこへ、
・親との関わり、家族との関わり
・学校での経験
・社会との関わり、過去の経験
などが幾重にも積み重なっていきます。つまり、今の私たちの反応や選択は、とても複雑な積み重ねの上にあるのです。
私たちは、「自分がどうしたいか」だけで選んでいるわけではありません。
・人からどう見られるか
・常識的にどうか
・倫理的に間違っていないか
・社会的に正しいかどうか
そうした多くの視点を抱えながら選択しています。だからこそ、人は迷います。簡単に決められないのです。
人がこれほど慎重に選択するのは一つ違えば、一日はまったく違うものになる。と知っているからです。
誰と会うか。
何を言うか。
どこへ向かうか。
その小さな積み重ねが、やがて未来を作っていきます。だからこそ私たちは、「より良い選択をしたい」と願いながら生きているのかもしれません。
選択に迷う自分を責めず、一歩ずつあなたの未来を作っていこう
選択に迷う。決められない。不安になる。それは決して弱さではなく、それだけ「真剣に生きよう」としているからに他なりません。
人は、未来を変える可能性を持っていると知っているからこそ、悩み、時には恐れながら選択します。そして、その選択の積み重ねが、今の人生を形作っているのだと思います。
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