【自分がわからない 原因】何者かになりたい焦りを手放し、今の自分を認めるコツ

「自分が何をしたいのか、わからない」
「自分は一体、何者なのだろう……」

人生のどこかで、そんな深い迷いの中に陥ってしまうことがあります。日々を楽しめず、夢中になれるものもなく、自分をあきらめてしまいそうになる。

好きなことは何か、自分とは誰かと、理解しようと考えれば考えるほど、自分がわからなくなっていく――。

かつて、私自身も全く同じ暗闇の中を彷徨っていました。

自分がわからない苦しみの迷路に入り込んでしまったあなたへ

今、同じような苦しさの中にいるあなたへ、まずお伝えしたいことがあります。

どんなに自分を見失っているように感じても、この状況から抜け出したい思いがあるから、
この記事へたどり着いたのだと思います。その思いがあれば大丈夫。あなたの中に今も必ずある「自分」に気づくときが来ます。

本来のあなたはどこへも消えてなくなりません。今もあなたの中にあるのです。あなたはただ、「自分を理解しよう」とする真面目さ、責任感の強さゆえに、思考の迷路に入り込んでしまっただけなのです。

そこから解放される方法は必ず見つかります。もしこの記事が、少しでも、その苦しみをやわらげられたなら、そんな思いで綴っています。

自分の本音がわからなくなる2つの原因と心のメカニズム

多くの人が「自分がわからない」と悩み続けてしまう背景には、大きく分けて2つの要因があります。それは、自分の「内側の世界」へ迷い込んでしまうことと、自分の「外側の世界」に振り回されてしまうことです。

そのどちらも自分が作り出してしまうものなのですが、作り出した迷いの中に入り込んで身動きが取れなくなっていきます。

 内側の原因:「自分を否定」してしまっている

私たちは、仕事の失敗や人間関係のつまずきをきっかけに、「今の私は正しいのだろうか」と
自分に疑問を抱いてしまいがちです。しかし、自分に対して「疑い」を持っている状態では、どれだけ自分に向き合っても、腑に落ちる答えは見つかりません。

自分に疑いを持ったままでは、自分を肯定的に捉えることさえできなくなってしまうからです。疑いながら自分を知ろうとしても、自分と向きあることが出来ません。

外側の原因:「社会にとっての自分」を生きてしまっている

もう一つの原因は、社会や周囲に合わせすぎたり、比較してしまったりすることです。役割(親、社員、友人など)を完璧に果たそうとするあまり、周囲から孤立したくないという思いから、無意識に自分を偽って演じ続けてしまう。

社会や周囲、他者と自分を比較してしまったときも、自分を見失ってしまいます。外側の基準に自分を合わせようとしたままで「本当の自分とは何か」を知ろうとすることには、そもそも無理があります。

【体験談】私が何者かになりたい焦燥と人生の迷子から抜け出したきっかけ

私の場合、その両方の問題を抱えてしまいました。社会にとっての自分を生きているうちに、
自分がどうしたいかを無視するようになったのです。

この場がうまくいくように、波風を立てないように、なるべく自分の意見を言わないで、周囲にあわせておこうとしました。そうしているうちに本当の自分の意見がわからなくなってしまいました。

基準が自分の内側ではなく外側にある状態で、自分の意見などもてませんでした。

自分がしたいことなのか、周囲の求めに応じているのかわかりません。人に合わせている自分に違和感を覚えます。自分は自分でありたいと思います。ただ流されているのではなく自分の意見を持ち自分なりの生き方を持ちたいと思いました。

そんな自分を変えたいと思いました。これは自分ではない。別の自分がいてほしい。いるはずだと思いました。

その自分を探し見つけようとしました。今の自分とは違う何者かになることで自分を証明しようとしたのです。

自分を変えたいという思いもあったと思います。今のこれまでの自分がわからないのなら、これから自分を作ればいい。自己啓発を行うなどそれまで触れてこなかった考え方を身につけようとしました。

自分にピッタリくる考え方や生き方が見つかるかもしれないと求めていました。

後から思うのは、自分がわからないともがき、苦しかった、その思いからすべてが始まったということです。強烈な違和感と、これが私なのだろうかという疑問が生まれなければいつまでも、もしかしたら今も自分を否定し続け、そんな自分を信じることなどきず、社会にとっての自分を演じ続けていたでしょう。

自分に対して、自分の生き方についても否定してしまっているかもしれません。自分がわからないとは、そんな自分に気づいたという証ではないでしょうか。自分がわからないとは、自分を知りたいという思いから芽生えていると思うのです。

自分がわからない理由を探すのをやめ今の自分を認める心の整え方

自分をどこへ求めればいいのでしょう。私もそうであったように、ついここにはない自分を
どこかへ探しに行ってしまうのではないでしょうか。

私は私です。それは生まれたときから、私は私だったのではないでしょうか。今も、この私の中には根本的には変わらない私があり続けています。

私たちは生まれたときから一人一人みな違っています。それは見た目の姿だけでなく、内面の違いでもあります。

私たちが生まれたとき、説明書もついていれば、私という人間がどのような人間で、どのように取り扱えば良いのかわかります。しかし、実際には説明書などなく、どのような人間として生まれたのかわかりません。

何を持って生まれたのか、ベースには何があるのか知りません。持って生まれてきた何かがあり、そこに、親や家族からの影響、これまで出会った人々から与えられたもの、教育――
それらが複雑に絡み合っているのが「自分」です。

そもそも自分とは、衝動的な反応を起こしたり、心の動きがコントロールできなくなったりするもの。思考だけで確実に掴めるようなものではなく、不確実で多様なものです。

ひらめき、直感、衝動的な反応や喜び。そして物事を考える思考など、複雑に絡み合っています。そんな自分をある型にはめようとすることも、自分はこういう人間だと一言で表現することも、自分をすべて知ろうというのも無理があります。

ある型にはめようとすれば、型にはまりきらない自分に悩むことになります。

知るのではなく、認めることからはじめる

思考も、感性も、コントロールできない衝動的な部分も、すべてが自分自身です。「わからない自分、理解できない自分もいる」のではないでしょうか。そんな自分を認めてあげることで、少し楽になれるのではないでしょうか。

今、自分がわからなくても、求めても自分というものを持てないと思っていても、いいと思うのです。なぜならもうすで一歩踏み出しているからです。

自分がわからない。その違和感こそが、本来の自分へ還っていく始まりなのです。自分が自分でわかるようになります。自分のことだからです。他人のことはわからなくても自分を知ることは出来ます。

もうすでにその一歩を踏み出しています。逃げることなく自分に向き合おうとしている。その自分を認めてあげてください。あなたは自分を変えるために必死にならなくて良い。新しい何かを付け加えて自分を作り変えなくて良いのです。今の自分をただ認めてあげることです。

もう一度繰り返しになりますが「自分がわからない」と悩むのは、あなたが自分と誠実に向き合おうとしている証拠です。

まずは「わからない自分」がいてもいいと、許してあげることから始めてみませんか。

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