自分がわからない|悩み続ける原因と、その苦しさから抜け出す方法

「自分が何をしたいのか、わからない」
「自分は一体、何者なのだろう……」

人生のどこかで、
そんな深い迷いの中に陥ってしまうことがあります。

日々を楽しめず、夢中になれるものもなく、
自分をあきらめてしまいそうになる。

好きなことは何か、自分とは誰かと、
理解しようと考えれば考えるほど、
自分がわからなくなっていく――。

かつて、私自身も全く同じ暗闇の中を彷徨っていました。

まず、伝えたいこと

今、同じような苦しさの中にいるあなたへ、
まずお伝えしたいことがあります。

どんなに自分を見失っているように感じても、
あなたという存在はどこへも消えてなくなったりはしません。

あなたはただ、「自分を理解しよう」
とする真面目さ、責任感の強さゆえに、
思考の迷路に入り込んでしまっただけなのです。

そこから解放される方法は必ずあります。この記事が、あ
なたの心を少しでも軽くするヒントになれば幸いです。

1. 自分がわからなくなる「2つの原因」

多くの人が「自分がわからない」と悩み続けてしまう背景には、
大きく分けて2つの要因があります。

それは、自分の「内側の世界」へ迷い込んでしまうことと、
自分の「外側の世界」に振り回されてしまうことです。

そのどちらも自分が作り出してしまうものなのですが、
作り出した迷いの中に入り込んで身動きが取れなくなっていきます。

① 内側の原因:「自分を知ろう」としすぎている

私たちは、仕事の失敗や人間関係のつまずきをきっかけに、
「今の私は正しいのだろうか」と
自分に疑問を抱いてしまいがちです。

しかし、自分に対して「疑い」を持っている状態では、
どれだけ自分に向き合っても、
腑に落ちる答えは見つかりません。

自分に疑いを持ったままでは、
自分を肯定的に捉えることさえできなくなってしまうからです。

② 外側の原因:「社会にとっての自分」を生きてしまっている

もう一つの原因は、社会や周囲に合わせすぎたり、
比較してしまったりすることです。

役割(親、社員、友人など)を完璧に果たそうとするあまり、
周囲から孤立したくないという思いから、
無意識に自分を偽って演じ続けてしまう。

社会や周囲、他者と自分を比較してしまったときも、
自分を見失ってしまいます。

外側の基準に自分を合わせようとしたままで
「本当の自分とは何か」を知ろうとすることには、
そもそも無理があります。

2. 私が「何者かになりたい焦燥」から抜け出したきっかけ

この「内側への迷い」と「外側への合わせすぎ」、
そのどちらも、実は自分の思考が作り出しているものです。

かく言う私も、かつては
「社会の中で何者かにならなければいけない」
という強い焦燥感を抱えていました。

何者かになることで、自分を証明しようとしたのです。

気功、瞑想、陶芸、仏教……
きっかけがあったものにはすべて挑戦していきました。
しかし、何をどれだけ学んでも、心は満たされず、
やがて自分の内面へと深く迷い込んでいきました。

そんなある日、ある言葉が私の胸に突き刺さりました。

「なぜ、何者かにならなければいけないのですか?
今のままのあなたでは、いけないのですか?」

最初はその言葉の真意がわかりませんでした。
しかしその後、坐禅を体験し、
多くの気づきをくれる人たちと出会う中で、
ようやく理解できたのです。

「何者でもない、ただの自分」へ還っていけばいいのだ、と。

3. 自分を「わかろう」としなくていい理由

自分を理解しようとするとき、私たちはどうしても
「思考(頭)」だけで考えすぎてしまいます。

しかし、私という人間は、
言葉や学習で積み上げてきた「思考」だけで
成り立っているわけではありません。

私たちは誰もが、この世に誕生したときに
「取扱説明書」を持たずに生まれてきました。

自分が何をもって生まれてきたか、
ベースには何があるか、正確に知りません。

持って生まれてきた何かがあり、
そこに、親や家族からの影響、
これまで出会った人々から与えられたもの、教育――
それらが複雑に絡み合っているのが「自分」です。

そもそも自分とは、衝動的な反応を起こしたり、
心の動きがコントロールできなくなったり、
思考だけで確実に掴めるようなものではなく、
不確実で多様なものです。

ひらめき、直感、衝動的な反応や喜び。それらの「感性」を、
思考によってコントロールしようとすればするほど、
自分をある型にはめようとしてしまうのではないでしょうか。

そして型にはまりきらない自分に悩むことになります。

思考も、感性も、コントロールできない衝動的な部分も、
すべてが自分自身です。

「わからない自分、理解できない自分もいる」と受け入れて、
感性の自分を認めてあげることこそが、
本来の自分へと近づく第一歩になります。

知るのではなく、認めることからはじめる

私はこれまでの経験から、
「本来の自分に還る」という言葉を大切にしています。

それは、新しい何かを付け加えて
自分を作り変えることではありません。

思考によって型にはめるのをやめ、
持って生まれた感性もすべて含めて、
今の自分をただ認めてあげることです。

「自分がわからない」と悩むのは、
あなたが自分と誠実に向き合おうとしている証拠です。

まずは「わからない自分」がいてもいいと、
許してあげることから始めてみませんか。

私自身が、自分を見失っていた頃の体験と、
どのように気づいていったかについて、
こちらの記事にまとめております。

自分がわからない苦しみから抜け出すヒント
になればと思います。是非お進みください。

▶ 私の、自分を見失っていた頃の体験と、気づきはこちらから
自分らしさを見失うということ|私が悩み抜いた体験と、視点が変わった瞬間の気づき

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