「なぜ、こうなってしまったのだろう」
人生の途中でふと立ち止まってしまったとき、その原因がどこにあったのか、振り返ってしまいます。もし、あの時、違う選択をしていたらと思ってしまうこともあるでしょう。
なぜこうなってしまったのか。今、自分が置かれている状況、仕事や人間関係、何かしらに悩んでしまっているのはなぜなのか。
今、自分がこうしているのは自分で選択してきた結果と言えるかもしれません。しかし、「こんなはずではなかった」と思うこともあるのではないでしょうか。
「こんなはずではなかった」――私自身、そう思ったときがあります。
では、どんなはずだったのかと言えば、当時はわかりませんでした。ただ、この状況を受け入れられないことで悩み苦しみました。ただ自分を生きていないような気がするだけで、原因はわかりませんでした。
理想とのギャップ|「こんなはずじゃなかった 人生」の原因探しの罠
今の状況から抜け出したいと思い、仕事を変えてみました。しかし、自ら決めて転職したはずなのに、モヤモヤした気持ちは消えません。
環境や内容は変わっても、同じように苦しくなる。そしてまた、「なぜこんなことになったのか」と考える。
この繰り返しでした。苦しいときは、目の前の状況から抜け出すことに必死になります。どうすればいいのか。何が間違っていたのか。そうやって考え続けても、根本的には何も変わりませんでした。
仕事だけに限ったことではありません。対人関係、人生そのものが、なぜこうなってしまったのか悩みます。
視点の転換|なぜこうなったのかという「原因」ではなく「意味」を見る
何度も同じことを繰り返しました。そのたびに抜け出したいと思いました。
多くの出会いや学びを経てようやく気づいたことは、その時々すべての状況には意味があったということでした。何度も同じ状況が起きてしまったのは、私に何かを伝えようとしていたからでした。その意味に気づいていない私に、何度も問い掛けていたのです。
その出来事は、私に知らせるために起きていた。そう捉えられたとき、気持ちが軽くなりました。
出来事には意味がある。何かを私に知らせようとしてくれている。そう思うことで、楽になれました。これまでに私の身に起きた状況は、自分が悪いからでも、誰かのせいでもない。ただ、何かを伝えようとしてくれていただけ。
その視点に立てたとき、苦しさは和らぎました。振り返れば、これまでの苦しかった出来事はすべて学びでした。それがあったから、今の自分がいます。
同じ状況が繰り返されるのは、まだ学びきれていないから。逆に言えば、気づけばその繰り返しは終わります。
学びの循環|出来事を肯定的に受け入れることで人生の選択が変わる
私は何を学んだのか。それは「選択」です。 同じ選択を繰り返せば、同じ結果になります。選択が変わることで、現実に変化が生まれていきます。
その意味はすぐにわからないかもしれません。今は苦しくて、とても前向きには捉えられないかもしれない。それでも伝えてくれようとする意味がある。そう捉えることが出来るようになると、選択が変わり始めました。
必要なのは、身に起きる出来事を少しでも肯定的に受け入れてみる。そうできたなら、その出来事に対しての選択は変わります。否定から選ぶものと、肯定から選ぶものでは違います。
肯定的に選ぶことで、選択は変わり、その後の結果は変わっていきます。出来事には意味があり、それは必ず乗り越えられるものです。乗り越えられないものは、学びとして現れることはない。
そう信じることで、少しだけ前を向くことができます。
どんな状況も、やがて通り過ぎていきます。その出来事が伝えようとしていることが終われば、自然と去っていく。だからこそ、すべての出来事が伝えようとする有り難さを見出して行くのです。
思考の習慣|凝り固まった常識を見つめ直し、心に余裕を取り戻すヒント
すべての出来事に意味があると、肯定的に捉えるためには、自分に余裕が必要かもしれません。
物事の捉え方は、長年にわたり身につけてきた習慣です。それをどのように変えればいいのか、
実際には難しいものです。私たちは自分なりの価値観を持ち、自分なりの常識を生きています。
そうしたものから、見つめなおしてみるのはいかがでしょうか。
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